ハマナスの香り
LSアカデミーは5年前からハマナスやキンモクセイなど、とてもいい香りがするけれど精油がとれない、水蒸気蒸留でもうまくいかないような難しい香りの抽出を実践してきました。
大切に育てて、1年に1週間しか咲かない花の貴重な香りを身近なところに残したい、活用したいという多くに人に応えるための様々な方法を開発し、セミナーでお教えしています。
主な方法の特徴は
アブソリュート(有機溶剤抽出)
芳香成分の中で水に溶けないで油に溶けるものを抽出します。元の香りの特徴をきわだたせる香りがとれます。
カプセル蒸留(減圧水蒸気蒸留)
花の香り成分は水に溶けるものが多いのですが、カプセル蒸留では元の香りそのものの芳香蒸留水を簡単にとることができます。
FSEフレグランス
芳香蒸留水を約100倍に濃縮したフレグランスを簡単に作ることができます。特に花の香りのような水に溶けやすい成分が多いものは、アブソリュートより本物の香りに近いやさしい香りのフレグランスがとれます。
FSEアンフルラージュ
空気中に漂う香りそのものを、熱もかけず、有機溶剤も使わずに抽出する方法で、一番本物の香りに近い香りがとれます。
精油(エッセンシャルオイル)
ラベンダーなどの蒸留でとることができます。水に溶けない成分が多く含まれているので、特徴的な香りがしますが、FSEフレグランスよりはきつい香りです。
水蒸気蒸留(常圧)
ミントや柑橘類など強い香りの蒸留には向いていて、簡単に芳香蒸留水や精油がとれます。花のようなデリケートの香りの蒸留は苦手で、香りが分解したり、芋臭、枯れ草臭が残ります。