カプセル蒸留 x FSE リンゴ100%プリザーブ
材料はリンゴのみで、水も砂糖も一切使わずにプリザーブ(ジャム)を作りました。
リンゴを半分ずつ角切りとすりおろしにして、カプセル蒸留します。このとき水は入れずにリンゴのみで蒸留します。
カプセル蒸留は、このようなものでも蒸留できます。焦げ付くこともありません。リンゴは減圧されて空気のほとんどない状態で、低温で蒸留されるため、ビタミンやポリフェノールなどの大切な栄養は壊れることなく濃縮され、ジャムのようなペースト状になります。甘みも濃縮されて、糖度はもとの果実の約2倍になります。
一方、リンゴの香りは、リンゴの水分と一緒に蒸留されて、薫り高い芳香蒸留水になります。この芳香蒸留水をFSEで抽出して、FSEフレーバーを作ります。
リンゴ果実には、甘みと栄養分はそっくっり残っていますが、香りと水分だけが除かれています。この果実にFSEフレーバーを加えれば、リンゴ100%プリザーブの完成です。
通常のジャムの作り方で作ると、リンゴのビタミンやポリフェノールは熱で分解し、香りも飛んでしまいますが、今回作ったリンゴ100%プリザーブは、生の果実をそのまま濃縮したもの。
甘さは、果実の糖分だけのノンシュガー、栄養は生の果実の2倍、香りも2倍に濃縮されています。ジャムでもない、ドライフルーツでもない、今までなかった食べ物です。
いろいろな果実で、同じような100%プリザーブが作れます。お試しください。