山茶花(さざんか)
モノトーンの真冬の生垣に鮮やかな彩りを添える山茶花。椿と似ていますが、葉が小さくて、花びらが八重で、パラパラと散ることで見分けるそうです。 花の色素のアントシアニンで染めるのは難しいのですが、濃縮色素を使えば、このように濃く、鮮やかに染めることができます。...
濃縮色素を食品に使う
「濃縮色素を食品に使う」 赤紫蘇、クチナシ、ブドウ果皮、ブルーベリー果皮、赤キャベツ、赤ダイコン、小豆、ベリー類、ハイビスカス、バタフライピー、カモミール、その他各種ハーブ類や花など食習慣のある作物からは食用色素を作ることができます。これらの色素は主にアントシアニン類なので...
濃縮色素を作る
「濃縮色素を作る」 カラム抽出で作った抽出液も、従来の方法で作るものよりずっと濃いものができるのですが、さらに濃縮してみました。濃縮は減圧濃縮装置*を使うことで、色素を熱や酸素で痛めることなく高速で濃縮できます。濃縮段階で殺菌されるので、濃縮色素は冷暗所で保管することで長期...
カラム抽出応用編 ~濃縮色素・粉末色素を作る~
2020春新セミナー「カラム抽出応用編」~濃縮色素・粉末色素を作る~ 「カラム抽出」は、ほんの少しの材料から短時間で濃厚な色素を抽出できる方法で、多くの皆様から驚きと喜びの声をいただいています。カラム抽出で従来の草木染が身近なものになりましたが、その応用は草木染めだけにはと...
「色と香りで生活を豊かに楽しく」
LSアカデミーは、今までに、花の香りをそのまま抽出できる「カプセル蒸留」「FSEフレグランス」、ハーブの有効成分を濃厚に抽出する「ハーブ真空抽出(HVE)」「HVEチンキ」など、生活を豊かに、楽しくする方法を開発してきました。 ...
「季節のもみじ染め」
紅葉前線はだいぶ下りてきて、町中でも紅葉が見られるようになってきました。 週末、山麓で落ちたばかりのもみじの葉を集めてもみじ染めをしてみました。 もみじなどの紅葉の赤はバラやコスモスなどと同じアントシアニンの色です。紅葉の抽出は花びら染めと同じ方法を使います。 ...
「魅惑の緑(グリーン)」
新緑の緑、森林の緑、苔の緑など、緑は自然の色を代表するものです。この緑のもとである葉緑素(クロロフィル)を色素として使いたいという望みは昔からありました。 古代から草の緑を使った染色は研究されてきましたが、葉緑素は水に溶けない、不安定(分解しやすい)ことで実用化されていま...
「みかん色」
この時期、どこの家庭にもあるみかん。うちは、毎年愛媛から箱で買っています。 みかんの色素はカロテンなので水では抽出できません。皮を乾燥、粉砕してアルコールで抽出します。 やさしいみかん色に染めることができました。
「黄櫨染(こうろぜん)」
即位礼正殿の儀で天皇が召された衣装は黄櫨染という方法で染められたものです。 黄櫨染は天皇だけが身につけることを許された色で、一般の人は染めることも許されない禁色でした。その方法も長い間公開されていませんでした。 現在では、この染め方は公開され、材料も入手できます。まず、...
「変幻自在の色素 蘇芳(すおう)」
インド、マレー地方でとれる蘇芳は、平安時代から貴重な色でした。 即位礼正殿の儀で天皇が召された衣装の色は黄櫨染といってハゼと蘇芳で染められます。蘇芳で染めた色も身分の高い人しか着ることができない禁色でした。 蘇芳は染め方によって赤、赤紫、紫と様々な色になるおもしろい素材...